Adobe Acrobat DCは高精度のPDF編集とOCRを備えています。

Adobe Acrobat DC

Adobe Acrobat DC

 

商標名 Adobe Acrobat DCシリーズ
販売元 Adobe
デバイス PC
料金 月額1,380円~

 

アドビ(Adobe)は1993年にPDFを開発した世界的なソフトウェア会社です。
PDFのアドビシリーズのほか、プロ御用達の画像編集ソフトと評されるPhotoshopなど世界的な大ヒットを遂げているソフトウェアを多数手がけています。

 

PDF関連のソフトウェアは、閲覧をメインにしたAcrobat ReaderとPDF作成にも対応できるAcrobatの2種類があり、AcrobatDCシリーズは既存のPDFをOCR機能で編集することが可能です。
大手ソフトウェアだけあってOCRの精度が高いと評判ですが、文章起こしではなくPDFファイルを元にした再編集をしたい方に選ばれているOCRソフトです。
OCRソフトとしてアドビを導入するメリットをまとめました。

 

PDFの活用が必須

アドビPDF

Adobe Acrobat DCシリーズはOCR機能に特化したソフトではなく、PDF作成ソフトの付随機能でOCRを活用した編集ができるソフトです。
WordなどPDF以外にデータを落とし込むこともできますが、料金を考えればOCR機能だけを目的に導入するメリットは少ないでしょう。

 

昨今はフリーソフトをはじめアドビ以外にも多数のPDFソフトがありますが、アドビは開発元だけあってシステムの安定性が非常に高いです。
信頼できるPDFソフトとしての価値を感じるかが、アドビを導入するポイントになります。

 

Acrobat DCシリーズの料金

Adobe Acrobat DCシリーズは以下の4商品を用意しています。

 

Acrobat Standard DC

対象 個人
月額料金 年間プラン1,380円/月額プラン2,480円
主な特徴 PDFの作成・閲覧・編集(OCR機能)を完備したDCシリーズのエントリープラン

 

Acrobat PRO DC

対象 個人
月額料金 年間プラン1,580円/月額プラン2,680円
主な特徴 上記standardに加えて2つのPDFの差分比較、検索ファイルへの変換、モバイル編集機能の充実、ISOとアクセシビリティ標準に準じたファイルか検証・修正する機能を追加

 

Acrobat DC グループ版

対象 個人
月額料金 standard1,680円/PRO1,880円(1ライセンスあたりの料金、年間プランのみ)
主な特徴 個人版に比べて高度なセキュリティ機能、ライセンスのグループ管理、エンタープライズアプリの連携、保護されたPDFファイルを開く機能をプラス

 

Acrobat DC エンタープライズ版

対象 法人
月額料金 個別見積
主な特徴 グループ版に加えて複数管理者の割り当て、指定ユーザーにデプロイ、大口向け割引に対応

 

機能性

主にPDFファイルを編集可能状態で開き、ソフトウェア内での編集→再度PDFで保存する機能と、MicrosoftOfficeアプリで編集する2つの機能があります。
編集した際にフォーマットやデザインを元の状態に合わせたPDFに修正できる点がアドビの大きな特徴です。

 

OCR機能の精度は高いですが、Office以外の管理やOCRしたデータのクラウド(ストレージ)保存機能がない点はOCR専用ソフトに劣っています。
大手メーカーだけあってOCR機能は日本語と外国語の双方で高い品質を確保しています。

 

評判とメリット・デメリット

成長を続ける会社の安心感

PDFの作成・編集に関しては申し分ない機能性と信頼性を確保しています。
料金は決して安価なものではないのですが、ビジネスシーンで頻繁にPDFファイルを作成するのであれば導入する価値はあるでしょう。

 

利用者からの口コミ・評判が非常に良く、OCR機能を含めてネガティブな意見はほとんど見られません。
ただし、OCR機能をフル活用する場合は、汎用性で専門ソフトに劣る点もあり、PDF管理とOCRの双方をアクティブに活用する方は、アドビと外部のOCRソフトを併用している方が多いです。

 

OCR機能を活用する頻度が少ない方や、OCR機能の活用が主にPDFファイルの編集になる方なら満足できるスペックです。
OCRソフト単体で見た場合のコスパは悪いので、現在使っているアドビ以外のPDFツールに不満を抱いていない方は、他のOCRソフトを比較検討してください。

 

Adobe公式サイトはこちら