
情報セキュリティとは主にPC・スマホ・タブレットなどの端末をサイバー攻撃などから守るシステムの運用・保守です。
昨今はクラウドストレージなどで膨大な個人情報・機密情報を管理する企業が増えているほか、キャッシュレス決済およびオンライン決済&送金の需要拡大によって情報セキュリティの重要性が高まっています。
強固なセキュリティ体制が整っている防衛省や大企業がサイバー攻撃の被害を受けた事例もあり、情報セキュリティは常にアップデートと有人による保守が必要です。
情報セキュリティは注目されている職業で、AI化が進む未来でも需要の拡大が予想されています。
未経験から始められるセキュリティエンジニアの求人は多数ありますが、情報セキュリティに関連した資格をとっておけば就活が有利です。
また、セキュリティエンジニアでキャリアアップをするには資格の取得が必要不可欠です。
当サイトでは情報セキュリティの基礎知識から、資格の種類や取得するメリットなどを幅広く紹介しています。
無料で学べる方法の紹介もありますので、何から学べばいいか分からない初心者の方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。
企業の多くは顧客などの個人情報や機密情報を扱っています。
流出すれば企業のブランド力が大幅に低下するほか、重大なデータを消失すると事業のスムーズな運営が困難になるものです。
昨今は洪水・豪雪・大地震で、PCなどの主要端末やインターネットが使えなくなった際のバックアップ体制を強化する事業者が増えています。
電子管理やクラウドストレージの需要が増えたことで情報セキュリティの重要性が高まっていて、企業などは如何なる時でも情報を大切に守り続けないといけません。
機密性 | 情報漏えいや不正アクセスを防ぐ |
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完全性 | 情報の改ざんを防ぐ |
可用性 | システムや業務の停止リスクを抑制(主にデータバックアップ) |
情報セキュリティを保つには3つの要素を維持しないといけません。
昨今は業務効率アップを目的にクラウドツールを使う事業者が増えていますが、様々な端末からクラウドツールにアクセスできる環境では機密性・完全性で問題が生じるリスクがあります。
ITツールの進化によって問題が生じるパターンが増えているため、情報セキュリティを頻繁にアップデートさせていくことが大切です。
PC・スマホなどの端末およびインターネット・クラウドツールなどを使う全ての企業が情報セキュリティを強化する必要があります。
金融機関や信販会社・証券会社など顧客情報の流出リスクが高い業界では、最高峰の情報セキュリティを導入しないといけません。
どの業種でも情報セキュリティへ真剣に取り組むべきですが、サイバー攻撃が多い以下の業界は特に必要性が高いです。
大企業になるほど重要性が高く、情報セキュリティに関しては自社運用ではなく専門業者に外注するケースが多いです。
情報セキュリティの仕事は大企業に関連した案件が多いため、安定性が高くてキャリアアップすれば高収入を得られます。
情報セキュリティを学ぶ方法は、未経験からセキュリティエンジニアとして就職してOJTで学ぶ方法と、関連資格の勉強をする方法があります。
キャリアアップをするには現場での業務だけではなく、資格を取得していかないといけません。
何から始めればいいか分からない場合は、資格を取得するための勉強をするとよいでしょう。
セキュリティレベル5段階とは、2025年度より導入予定の経済産業省による格付制度です。
情報セキュリティを導入する企業の対応力を示す指標になり、資格取得をする際はどのレベルまで対応したいかによって適した資格が変わってきます。
セキュリティレベルの格付はレベル1~3が、ソフトウェアの定期更新や機密情報の管理体制整備などの基本的な事柄に対応したものです。
レベル4~5はサイバー攻撃からの早期復旧や攻撃情報の官民共有など、高度なサイバー攻撃に対して早急に対処できる能力が求められます。
セキュリティレベル4~5に対応するには、難易度が高い資格を保持していることが望ましいです。
資格取得や実務レベルを表す際に重要なのが、ITスキル標準レベルです。
7段階に分類され、最上位のレベル7は世界で通用するプレーヤーだと称されています。
情報セキュリティの資格はスキルレベルを4段階で分類されています。レベル2までは未経験者が独学で取得することも可能です。
レベル4の資格を取得できれば、セキュリティエンジニアとして責任のある仕事を任せられる存在になれます。
情報セキュリティの資格は大きく分類して国家資格・民間資格・公的資格の3種類あります。
公的資格は国家資格ではないですが、国・自治体・業界団体などが認定する資格で国家資格と民間資格の中間に位置する資格です。
最低でも1つは国家資格を持っておくとキャリアに箔がつきます。国家資格にも入門向けの難易度が低い資格があるので積極的に挑戦してみてください。
情報セキュリティの資格は国家資格>公的資格>民間資格といった評価ではありません。
スキルレベルが高い人向けの資格であれば、民間資格でも企業などから高く評価されます。
分業が求められる要素もあることから、民間資格や公的資格で特定の分野に特化したスキルを伸ばす方法もおすすめです。
適した資格は実務や目指す方向性によって変わるので、入門向けの資格を取得した後は実務をしながらキャリアアップの方法を考えるとよいでしょう。
上級者向けの資格を取得したい方は、勤務先の上司や管理者・同僚などに目指すべき資格を聞いてみてください。
情報セキュリティの仕事を未経験から始めて1人前になるまで平均で3年ほどかかります。
現場の仕事やルールを覚えるほか、未経験者は資格取得も目指さないといけません。
最初の3年は努力が必要だと覚悟しておいてください。
3年未満で離脱してしまう人も多数いる業界ですが、スキルを身につければ一生モノの仕事になります。
セキュリティエンジニアの平均年収は600万円前後で、1,000万円を超える高所得者もたくさんいる職種です。
情報セキュリティのスキルを身につけるのは相応の覚悟が必要ですが、将来性が高い職種ですので積極的にチャレンジしてみてください。