独学やスクールなど、最適な情報セキュリティ資格の勉強法を選びましょう。

情報セキュリティの資格を取るには、独学・スクール・セミナー・オンラインなどの勉強法があります。
取得を目指す資格の種類や事前に得ている知識、仕事の環境など最適な勉強法は様々です。
効率的な学習ステップなど、勉強法に悩んでいる方に役立つ情報をお届けします。

 

 

まずは独学

最初のステップとして、まずは独学で勉強前の理解度を確認してみるとよいでしょう。
一部の情報セキュリティ資格はインターネットで過去問や参考問題を公開しています。
実際と同等レベルの問題を見て、問題の趣旨や用語などを理解できるなら独学で突き進むのも悪くないでしょう。
ある程度の基礎知識があり、あとは試験向けに記憶を中心の勉強で済む場合は独学との相性が良いです。

 

問題が全く分からない場合は参考書を読んでみてください。
参考書を読めば理解できる場合は、独学で参考書の熟読と実践問題を繰り返すだけで資格取得を目指せます。
時間をかければ合格できる可能性が高いですが、工夫しないと効率が悪い勉強法になってしまいます。

 

独学のメリットはお金がかからないことと空いた時間で勉強できることです。
デメリットは効率が悪くて時間がかかりやすいこと。また、集中力や勉強への意欲が低下して試験対策が進まないケースが多く見られます。
環境や性格も含めて独学との相性が良いのか自分自身を分析してみてください。

 

 

スクールについて調べる

独学だけで簡単に合格できる自信を持てなかった場合は、スクールの活用を検討しましょう。
スクールの特徴などを理解してから、独学にするのかスクールにするのか決めてください。

 

 

スクールがある場合は費用だけではなく、動画などの教材が中心でオンラインサポートがある程度なのか？それとも決まった日時に講義を受ける必要があるかを確認してください。
複数のスクールやオンライン教材などについて調べて、なるべくたくさんの選択肢を持つことが大切です。

 

 

スクールのメリット

スクールはその資格を効率良く合格できるプログラムを組んでいます。
独学よりも短い時間で知識を習得できるケースが多く、合格できる確率も高まります。

 

情報セキュリティの仕事は資格手当が付くことがあり、昇給や昇格の人事評価でも資格を持っていると有利です。
スクールは費用がかかりますが、限られた時間で効率良く合格できれば金銭的なメリットを感じられるかもしれません。
独学で長時間を費やして勉強して不合格になるリスクを考えたうえで、スクールに通う価値があるのか判断してみてください。

 

 

スクールのデメリット

デメリットは費用と時間です。
独学よりも高額な費用がかかり、高いスクールは短期間の講義でも受講料が10万円を超えます。
情報セキュリティの資格を取る人はフルタイムで働いている社会人が多く、スクールに通っている間に残業が増えるなど環境の変化があるかもしれません。
スクールに申込をしたけど、時間が取れなくて講義を全部受けられない人も一定割合でいるものです。

 

時間が拘束されることによって気分転換する時間や睡眠時間が確保できず、ストレスなどで勉強効率が下がるパターンもあります。
せっかくスクールに通うのであれば、勉強に集中できる環境を用意しましょう。

 

 

オンライン学習

オンライン学習は動画やWEBページ・アプリなどオンライン教材を使った勉強法です。
情報セキュリティ以外の資格はYouTubeなどで無料のレッスン動画がありますが、情報セキュリティの資格は受験者数が多くないため無料教材がほとんどありません。

 

情報セキュリティ資格を主体している団体が無料でWEBテキストやクイズ方式のオンライン教材を用意しているケースがあるので、まずは調べることから始めてみてください。
オンライン学習のメリットは自分のペースで繰り返し勉強できることです。
独学の一種になりますが、オンデマンドレッスンでスクールと同等の講義を受けられることや、チャットなどを活用した講師のサポートを受けられる場合があります。

 

 

まとめ

情報セキュリティ資格の勉強は様々な方法があり、資格の種類によってスクールなどの需要が変わってきます。
まずは取得したい資格について調べることから始めてみてください。
SNSや職場の同僚などから実際に資格を取得した人の体験談を聞いてみるとよいでしょう。

 

情報セキュリティの業界は複数の資格を取る人が多いです。
取得したい資格の種類や経済面・時間の問題など自分自身の環境を考慮して、最適な勉強法を見つけることが大切です。